平和国家を標榜する日本が、世界の軍事衝突・戦争に軍事的に介入(自衛隊の海外派兵)することが始まった1990年代。ちょうど被爆語り部の会の解散が俎上にのぼり、被爆体験者らが心を痛めていました。そして 2000年、市民の手で保存された被爆写真と証言、原爆詩人・峠三吉と子ども達の詩をもとに 原爆パネル「原爆と峠三吉の詩」が完成しました。
それまで京都府原爆被災者の会のご援助で原爆資料館から借用のポスターや被爆絵画を展示し、被爆体験に学ぶ活動をしていた実行委員会がありました。このパネルシリーズに出会った人たちが強い感銘を受け、被爆者・戦争体験者が実際に見てきた真実、平和への強い願いを受け継ぐために、原爆展を全国津々浦々に広げよう、と本会を結成しました。
戦争を知らない世代が圧倒的に多くなっている今。戦争について学ぶ機会も減っています。庶民の手で、共に考え語り合う場を設け、平和な未来の基礎を作っていく事が目的です。
<具体的な活動>
当会は、市民有志で構成し、市民からの寄付を財源として、年間を通して、京滋のあらゆる施設・学校・商店街などで大小の展示会を企画・開催しています。また展示希望者へのパネル貸し出し・協力、戦争体験証言の記録、学習・交流会を行ってきました。
活動当初は「原爆と峠三吉の詩」パネルによる『原爆展』でしたが、次第に全国の様々な戦争体験が寄せられて「沖縄戦と都市空襲」「第二次世界大戦の真実」パネルなどが追補され、『原爆と戦争展』となって全国で活用されています。
当会は展示と合わせて被爆・戦争体験証言会、遺品・資料展示、朗読会、記録映像紹介、映画会、学習交流などを随時行い、年間複数回のニュースで市民の声・反響を還流しています。
主な企画展では府・市・教育委員会のご後援を頂いて、学校や区役所・地域に広報を行わせて頂いています。多世代のボランティアが、市民のご賛同・ご協力の方々と力を合わせて担っています。
代表者 | 井上 雅博 |
登録所在地 | 616-8027 京都府京都市右京区花園円成寺町11-66 |
連絡方法 | メールまたは電話 |
連絡先担当者名 | 竹下 恵理子 |
電話番号 | 090-3974-0020 |
FAX番号 | 075-465-3106 |
take_family_kyoto_2@hotmail.co.jp |
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